2017年12月9日(土)

狛江弁財天池緑地保全地区

神奈川県横浜市中区本牧ふ頭1-16

緑地内

狛江駅前の紅葉がきれいだと新聞に紹介されていたので行ってみた。いつもは入れない(公開は原則、毎月第2日曜日のみ)緑地保全地区の扉が開いている。駐輪場はないけれど、許可を頂いて管理棟の横に自転車を置き中に入った。

遊歩道

今までここは泉龍寺に付属する弁天様の境内だと思っていたのだが、それは片隅のほんの一部だけで、元は陸軍大将だった荒木貞夫という人の邸宅跡だったのだそうだ。弁天池だと思っていた柵の中の大池にはひょうたん池という名前がついていた。

そのひょうたん池を間近に見られるかと思ったのだが、散策路は池の北側の林のなかを巡っていて、池畔をかすりもしない。丁寧に作庭された庭園というわけでもないので、正直言うとあまりおもしろくない。雑木林の中の小径は、あっと言う間に一周して元に戻ってしまった。

とは言え、駅前にこんな自然な空間があることは貴重だ。ドラマチックな感動はないけれど、じわじわと効く安心感というか、心落ち着く雰囲気が気持ちいい。

もうちょっと手を入れて欲しいような、このままそっとしておいて欲しいような、複雑な気持ちだ。

狛江市の説明板(泉龍寺弁財天池)