2018年3月18日(日)

伊豆岬灯台

北緯 34°06' 34", 東経 139°29' 35"

伊豆岬灯台

今回の三宅島サイクリングで、実は一番楽しみにしていたのが伊豆岬サイクリングロードだった。大島で走ったサンセットパームラインがとても気持ち良かったので、島の北西の海岸線を走るという似た環境の道に期待していたのだが、残念ながら今日は曇り。空も海も鈍色に沈んでいる。

海芝公園

でも、海が青くなくても、富士山が見えなくても充分に楽しい。サイクリングロードとは言っても特別な道ではなく、車も走る村道ではあるけれど、ほとんど車は走っていないので海や山の景色を楽しみながらのんびり走ることができる。

ところで、ここは地形的には岬ではないのに「伊豆岬灯台」とはどういうことだろう。実は、明治42年(1909)に建った当時は「伊豆見崎灯台」と呼ばれていたそうだ。沖合いに伊豆半島や富士山を見ることができることから命名されたのだという。その後島を代表する灯台ということで「三宅島灯台」と改称され、昭和41年(1966)から現在の名前になった。

海の道しるべとして船乗りたちの心の支えになっていた灯台だが、GPSの普及により最近は絶滅の危機にあるという。実用的にはそうかもしれないが、やっぱり海辺の風景には灯台が映える。海を見つめて佇んでいる姿に、孤高のヒーロー像や孤独を愛する芸術家のイメージを重ねて感情移入してしまうということもある。

この灯台を廃止するというニュースはまだ聞こえてこないけれど、いつまでもここに建って海の安全を見守っていて欲しい。部外者の無責任な意見ではあるけれど、そう思う。

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