2018年3月18日(日)

伊ヶ谷

東京都三宅村伊ヶ谷263-1 大林寺周辺

伊ヶ谷港

周回道路から標高差80m近い急坂を一気に駆け下りる。大島の岡田港と周回道路の差も同じぐらいだったけれど、傾斜角度は倍以上急じゃないだろうか。往きはヨイヨイ帰りは怖い。帰りが思いやられる。

生島新五郎の墓

坂を下った底にあるのは、東京から三宅島に渡る定期便が発着する3港のなかで一番利用機会の少ない伊ヶ谷港。ただし、今回の目的地はそこではない。三宅島に流罪になった人の中で、おそらく一番の有名人と思われる江戸時代の歌舞伎役者・生島新五郎の墓が下り坂の途中にある。

できれば下りきらずに余力を残して引き返したかったのだが、もう海がすぐそこに見えるところまで降りたところで、道端に小さな石碑を見つけた。

生島新五郎の墓の下にある大林寺周辺は、江戸時代に三宅島の門戸だったところ。陣屋・島牢跡の説明板が立ち、八丈島に流される途上ここで没した国学者・竹内式部の墓もある。

大林寺から港までは100mちょっと。高低差もわずかだが、帰りの登りを考えたら、その数mも下りたくなかった。

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