白山神社の桜
東京都文京区白山5-31-26
白山神社に白旗桜という珍しい桜があるという。花の中に花弁と雄しべの中間的な旗弁があって、あたかも旗が立っているように見えるのだそうだ。それを源氏の白旗に見立てて、境内社の八幡神社に御神木として祀られている。
今年は桜が早かったのでダメ元で行ってみたのだけれど、案の定、花は終わって葉桜になっていた。もっとも、桜の木は大きくて花は遙か上の方にあるので、咲いていたとしても小さな花の中に立っている旗を見つけるのは難しかっただろう。
代わりに見頃になっていたのは拝殿前のしだれ桜。一本だけではあるけれど、境内の華やぎを一手に引き受けて見事だ。
今日は周辺の学校で入学式があったのか、盛装をした親子連れがひっきりなしに訪れて記念写真を撮っていく。たぶん学校の桜(ソメイヨシノ)は散ってしまったのだろう。わたしは目当ての桜に間に合わなかったけれど、みなさんはここで桜に会えて良かったね。
(参考)2018年の東京の桜開花宣言は、3月17日でした。暖かい日が続いて、あっと言う間に咲いてあっと言う間に終わってしまいました。
※ 翌年、開花時期に再訪して右の写真を入れ替えました。2019年の東京の桜開花宣言は、3月21日でした。