2006年4月2日(日)

しみず下通り(花海棠)

東京都府中市小柳2-13付近

道案内

立原正秋の小説(あだし野、新潮文庫)を読んで、鎌倉の妙本寺へ海棠を見に行ったことがある。「海棠」を初めて知ったのがこの時だったのだが、もう何十年も前の大学時代のことで、どんな木だったかはっきりとした記憶が無い。ただただ広い、静かなお寺だったことだけを思い出す。

海棠

府中競馬場から調布市の品川道に続くしみず下通りでは、東郷寺通りに交差する東郷寺下交差点の周囲で海棠の花がきれいに咲いている。歴史の浅い道なので、妙本寺の海棠のような風格はまだない。木は若く小さいけれど、かえってその方がサクランボのようなかわいい花に似合っているようだ。

海棠街道。なんちゃって。