2004年5月15日(土)

七国峠

神奈川県川崎市麻生区細山1209

川崎授産学園

高石神社から見た時に、細山香林寺の五重塔の後ろの一段と高くなった山の上に、大きな配水タンクと天体観測のドームが見えた。その時は、そんな山の上まで行くとは思っていなかったのに、帰り道を探してうろうろとしていたら期せずして配水塔(川崎市水道局千代ヶ丘配水塔)の前に出てしまった。

千代ヶ丘配水塔

道を隔てた向い側に例のドームも見える。川崎授産学園という知的障害者施設に設置されているもので、定期的に観測会が催されているようだ。手前の小屋にかけられた「ほしの家」と言う看板に親近感を感じる。

ここは標高135mの七国峠の頂上で、細山地区では一番高いところになる。川崎市で一番高いところは同じ麻生区の黒川と町田市との境で海抜148mだと言うから、ここもそれに肩を並べて高い。富士や丹沢はもちろん七つの国が見渡せたという命名の所以もむべなるかなと云うところだ。

細山を走ってみて、“標高”と言う言葉に何の違和感も感じない事に気がついた。開発が進んで山らしい森や谷は無くなってしまったが、見晴しだけは一級だと思う。天体観測もさぞ楽しいことだろう。

七国峠の説明板