2006年5月3日(水)

東京カテドラル聖マリア大聖堂

東京都文京区関口3-16-15

祭壇

"Amazing !!"

写真を撮っていたら後ろからアメリカ娘の黄色い声が聞こえた。振り向くと盛んにカメラのフラッシュを焚いている。あわてて横によけたら、「ダイジョウブヨ」とニッコリされた。

正面

右の写真は目白通りに架かる歩道橋の上から撮ったものだが、そこまで離れてやっとフレームに収まるほどの巨体が全身に光を浴びてきらめいている。ステンドグラスを挟み込むようにした正面の、縦方向の直線性を強調した写真を見ることが多かったので、尖塔のような建物を想像していたのだが、実物を見てそのスケール感に圧倒されてしまった。

まさに "Amazing !!"だ。

礼拝堂は暗く屋根裏部屋のようだ。ほの暗さが会衆の雑念を払い、正面のステンドグラスから差し込む荘厳な光が、「光あれ」と言われた神とその子イエスに信者の祈りを集中させる。

昭和39年(1964)に建てられた丹下健三の傑作。昨年(2005)亡くなられた氏の葬儀はここで行われた。

敷地内にあるルルドの洞窟の説明