2006年5月3日(水)

徳川慶喜墓所

東京都台東区谷中7-2 (谷中墓地)

徳川慶喜

六義園から本郷通を走り、根津神社を経由して谷中へ来た。このルートはお寺が多く、有名人のお墓の案内があちこちに立っている。きりがないのであらかたはパスして、谷中墓地も通り過ぎようとしたら入口にすごい行列が出来ていて、ちょっと自転車を降りてみた。

PATISSIER INAMURA SHOZO(パティシェ イナムラ ショウゾウ)という有名なケーキ屋さんらしい。青山かどっかにありそうなしゃれたお店が、谷中の、それも墓地の入口というのはなぜ??とは思ったが、考えてみればこれだけの行列をさばくには広くて交通の少ない霊園参道はもってこいなのかもしれない、と妙に納得。行列に並ぶ気はサラサラ無いが、せっかく自転車を降りたので有名な谷中墓地を覗いてみようかとすっかり緑になった桜並木の下を歩き出した。

すぐに目についた「徳川慶喜墓所→」の案内に導かれて奥へ進む。ほかにも有名人はたくさん眠っているらしいが、今日は一つにしよう。

大きな墓石を想像していたのだが、葵の御紋に護られた柵の奥の墓は天皇家の御陵のような円墳になっていた。徳川家の菩提寺は芝の増上寺と上野の寛永寺なのに、なぜか慶喜だけがここにいる。そのこととこの墓の形は関係あるのだろうか。

帰りにまたパティシェ…の横を通った。行列はまだまだ続いている。

ここまで書いて気がついた。慶喜でケーキか!(…まさか)

東京都教育委員会の説明版