飯守神社
東京都町田市真光寺町189
このサイトを開いた時に、「自宅から自転車で行ける範囲」というコンセプトを決めて地図をつくった。このページにリンクしている「武蔵野・多摩」がそれだ。あれから5年の間に足も延びて東西北に地図は広がっていったけれど、南だけはなかなか足が向かないままだ。
「川沿いに走って脇道にそれる」という行動パターンなので分水嶺である多摩丘陵が行動範囲の南限になるのと、南へ向かう鶴川街道や津久井道が細くて車の多いいやな道だから、というのが大きな理由になっている。
その南行きでいつも苦労するのが町田市と川崎市を分ける峠道だ。その両側に「汁守(盛り)」「飯守(盛り)」両神社が対をなして鎮座している。今日も町田方面に行った帰り道、長い上り坂にめげて飯守神社で休憩することにした。
慶安3年(1650)の神社本殿の棟札にも書かれているという、大きなケヤキの木陰で一息つく。今は盛りを過ぎてしまったが、少し前なら石垣を彩るつつじがきれいだったことだろう。境内で遊んでいた子供に「こんにちは」と挨拶されて、元気が出た。
峠を越えると、苦労が吹き飛ぶワインディングロードを一気に下る。
あっ!という間に汁守神社の前を過ぎてしまった。