2002年9月19日(木)

八丈島歴史民俗資料館

東京都八丈島八丈町大賀郷1186

八丈島歴史民俗資料館

「船が沈んだら何が怖いか?」と言う話を家族とした時に、父は溺れるのが怖いと言い、妻はサメに食べられるのが恐ろしいと言った。

わたしは島影も見えない大海で一人になるのが怖い。溺れるのも鮫に喰われるのも一瞬だが、海の上で過ごす絶望の時間は耐え難く永い。

八丈島歴史民俗資料館で縄文時代からこの島には人が住んでいた跡があると知って、最初にここに移り住んだ人々はどこからどうやって来たのだろうと想像して身震いしてしまった。たまたま漂着したのかわざわざ漕ぎ出したのか、どこから渡ってきたのかもわからないが、地球が丸いことも海の向こうに島や大陸があることも知らなかった時代に大海原を越えてこの島にやってきた人々の勇気に感心してしまう。

明治36年(1903)からの定期船の歴史と、昭和28年(1953)からの航空便の歴史に一つのコーナーが割り当てられているところに、「鳥もかよわぬ」と言われたこの島に住む人々の思いを感じた。

なお、この建物は旧八丈市庁舎跡を利用しており、昔の学校のような雰囲気が落ち着く。