2004年5月22日(土)

八剱神社

東京都調布市菊野台3-42

アカマツ

京王線柴崎の駅から南へまっすぐ下った突き当りに、天を突くアカマツが目印の八剱神社が鎮座している。

イチョウ

鳥居を挟んで向って右にアカマツ、左にクロマツの木があり、昔は京王線の電車からも二本の松の元気な姿が見えたと云うが、クロマツの方は幹の上部が切られて寂しくなってしまった。

昭和44年(1969)に町名改正で菊野台になるまで、このあたりは大町といっていた。神社の由緒によれば、鎌倉時代に8人の侍が大町村を開拓したと云う。八剱神社の名は彼らの剣を神宝として祀った事に由来している。

村の名は最近まで神社のとなりの大町小学校に残っていたが、子供が減ったために野川小学校と合併して調和小学校と改名し、大町の名は消えてしまった。地名が無くなり、学校が無くなって、まるで過疎の村の話のようだ。目と鼻の先の野川周辺ではマンション建設が進み周囲はどんどん開発されていくというのに、神社の周囲は静かで、時が止っているように思えた。

八剱神社由緒