こんにゃくえんま
東京都文京区小石川2-23-14 (源覚寺)
後楽園の近くを走っていると、「こんにゃくえんま前」というおもしろい名前の信号に行き当たった。交差点の南北は千川通。白山通へ続く東の道には店の看板に「えんま通り商盛会」とある。丁字路の西側に、「こんにゃくえんま」こと源覚寺があった。
このおかしな名前は、眼病治癒の祈願に供えられるこんにゃくに由来するという。閻魔堂の前には、まるでこんにゃく屋の店先のように袋入りのこんにゃくがきれいに並べられていた。
お堂右手には、夕闇に真っ白な塩の山がまぶしい塩地蔵が祀られていた。こちらは歯痛に効験あらたかであるらしい。お地蔵さんに塩をかけて祈願し、治ったら更に倍の塩を盛ってお礼をするそうだ。そういえば、昔の人は塩を歯磨き粉代わりにしていたと聞く。その辺りとも関係があるのだろうか。