2006年11月25日(土)

ライシャワー館

東京都東村山市富士見町1-12-3 (明治学院 中学校・東村山高等学校)

ベランダ

かつての農村の風景を期待しながら野火止用水沿いを走っていると、ハイカラな洋館が現れて驚いた。木立の合間に見え隠れする様子は、軽井沢のおしゃれな別荘のようだ。

全景

正面に回ってみると、元駐日大使で東洋史研究家のE・O・ライシャワー氏の生家を再建した建物だった。

子供の頃に覚えたことはいつまでも残るもので、私の中では今でも国連事務総長はウ・タント(第3代1961-1971)、駐日米国大使はライシャワー(1961-1966)だ。その名前を懐かしみながら、下見板張りの洋風建築を写真に収めた。

入口の案内によるとこの建物の中には校長室があるらしい。明治の洋館から、漱石の「坊っちゃん」に登場する狸の校長先生か、赤シャツのような教頭先生が出てこないものかと、ちょっと期待したけれど、休日の学校は静かなままだった。

ちなみに、私がイメージする坊っちゃんたちはいつも、こんな感じだ。坊っちゃん:柴俊夫、マドンナ:結城しのぶ、山嵐:西田敏行、赤シャツ:河原崎長一郎、野だいこ:下條アトム、うらなり:園田裕久、狸:三国一朗。(新・坊っちゃん、1975 NHK)

ライシャワー館の由来