万年橋のケヤキ
東京都東村山市恩多町1-1-1
木立の多い野火止用水沿いでもひときわ目立つ、大きなケヤキを見つけてここで休憩することにした。その大きな姿を遠くから見ていると気づかないが、この木にはおもしろい特徴がある。
なんと、根っこが用水を跨いで対岸に橋を架けているのだ。
用水が根の下を掘ったのか、根が流れを跨いだのか、諸説あるようだが、根方を洗われても倒れない程にしっかり根付いているところを見ると、ケヤキの方が先にこの地にあったのかもしれない。
流路を変えて工事を進めることはできないけれど、土地の神様が宿っている（かもしれない）ケヤキの大木を切ることも憚られた。昔の人の困り顔が目に見えるようだ。