東京経済大学裏の小道
東京都国分寺市南町1-2付近
野川を走る時、上流域では流れを離れてハケ沿いの道を行くといい。ハケに沿った雑木林が、夏には天然のクーラーとなって涼風を送り、秋には色づいた葉が木々を彩る美しい景色を見せてくれる。
貫井神社の前を過ぎ、東京経済大学の裏手の小道にかかると、牧場のような木の柵(※)が現れる。中の見えないブロック塀ではせっかくの景観が台無しだし、冷たい金属の柵では味気ない。粗野な感じではあるけれど、この木の柵はとても雰囲気が良くて気に入っている。
柵越しに見える落ち葉の毛布の下では、小さな動物たちが冬ごもりの支度をしているのだろうか。そんな想像をしながら、心が温まっていく感じがする。
※ その後、土留のため板塀になってしまいました(2016/2/5)
現在はさらに立派な鉄筋コンクリートの塀になっています(2024/9/8)