2007年1月8日(月) | (2012年1月5日(木)

富士山の見える橋

東京都世田谷区成城4-1(不動橋)/成城5-2(富士見橋)

不動橋

富士山の写真を撮りたくて、よく晴れた冬の朝を待っていた。ところが、いざその時が来ると寒くて動けない。今日は一念発起して何とか雲が出る前に間に合った。

富士見橋

成城を出た小田急線は、国分寺崖線を切り通しで抜けて野川を渡る。その切り通しの上に架かる二本の橋からの、富士山の眺めがすばらしい。南側の不動橋では、観客席のようにしつらえられた椅子に座って、遮るもののない絶景を楽しむことができる。北側の富士見橋から見る富士山は額縁付きだ。

ここはせたがや百景とともに、国土交通省が選んだ関東の富士見百景にも選ばれている。夕焼けに浮かぶ富士山もきれいなことだろう。

各地に富士見台や富士見坂があるけれど、ビルが増え、空気も濁ってなかなか富士山を見ることができなくなった。珍しく富士山が見えると、なんだか気持ちが引き締まるような気分になる。「霊峰」の存在感もさることながら、そういう日はよく晴れて空気が澄み、肌を刺すように寒いことが多いせいかもしれない。

※ 2012/1/5 富士見橋からの写真を夕景に撮り直しました

せたがや百景の解説