2005年5月5日(木)

町田ぼたん園(民権の森)

東京都町田市野津田町2274

こいのぼり

ぼたんは牡丹と書く。丹塗りの鳥居、などと言うように丹(に)は赤い顔料のことで、ぼたん本来の色は赤なのだが、品種改良が進んで白、ピンク、黄色から紫のものまで、ここでは198種類1,200株(2005年度)が妍を競って咲き誇っている。

藤棚

原産地の中国では「百花の王」と呼ばれているという。同じく百獣の王である獅子と組み合わせた唐獅子牡丹の図柄は任侠の専売特許ではなく、古来から蒔絵や図屏風などにゴージャスな題材として多用されてきた。まさに「絢爛豪華」の字がぴったりと当てはまる花だ。

美人を形容して「立てば芍薬、座れば牡丹、…」というが、熟女というか、色年増というか、ダイエットを気にする若い娘にはない、清楚とは対局の大人の色気みたいなものを牡丹に感じるのはわたしだけだろうか。

なお、ぼたんの季節以外は、民権の森公園として無料開放されている。

自由民権の碑