角川大映撮影所
東京都調布市多摩川6-1-1
映画「ニュー・シネマ・パラダイス（Nuovo Cinema Paradiso）」（GiuseppeTornatore監督、1989年）は好きですか。あなたはあの映画を観て、どこで泣きますか。
わたしは再開なったパラダイス座の満員の観客席の片隅で、もう何度も観て覚えてしまったセリフをつぶやきながら涙する男のシーンが忘れられません。みんなが本当に映画が好きだった時代の空気を懐かしく思い出して、私もつい涙してしまいます。
子どもが小遣いを握りしめて通える映画館が、昔は調布にもありました。まだ、日活も大映も元気だった頃。
親に連れられずに、初めてひとりで見に行った映画は大映の「ガメラ対バルゴン」（監督田中重雄、1966年）でした。爾来、ガメラは私のヒーローです。大人になっても金子修介監督の平成ガメラシリーズが好きです。
2004年7月にリニューアルした大映多摩川撮影所Media Shipの壁面には巨大なガメラが描かれ、ショーケースにはイリスと戦うガメラのジオラマが展示されています。年甲斐もなくワクワクしてしまう自分がちょっと照れくさい。
撮影所の前では大魔神（言うまでもなく、佐々木投手ではありません）像が、地域の平和を守るべく立ちはだかっています。