世田谷代官屋敷
東京都世田谷区世田谷1-29-18
駒沢配水塔から北に上った世田谷区世田谷周辺には、世田谷城址(豪徳寺)や世田谷代官屋敷などが集まり、世田谷歴史地区と呼びたくなる感じだ。
戦国時代には、忠臣蔵の敵役吉良上野介(西条吉良氏)と出身を同じくする東条吉良氏の系譜に連なる一族が治めていたと言うが、吉良氏没落後の江戸時代には彦根藩江戸屋敷の賄料として井伊氏の領地となっていた。
吉良、井伊両氏に仕え、長く世田谷を支配した大場氏の屋敷(世田谷代官屋敷)は、大名領代官屋敷としては都内唯一の貴重な存在だ。
隣接する世田谷区郷土資料館でもらったパンフレットの写真は冬のものだった。木々の葉が落ちないと何も見えないほどに立派な木々に囲まれていて歴史を感じさせる。
郷土資料館では、吉良氏、江戸氏(喜多見氏)、井伊氏など世田谷の地を治めた領主の資料や、野毛大塚古墳、稲荷塚古墳の埋葬品など見応えのある展示を見ることができる。
「この前あそこで見たあれはこれだったのか。フムフム」とぶつぶつ言いながら見てしまった。