2005年4月24日(日)

土管のある空き地

東京都小金井市桜町3-7-1(江戸東京たてもの園)

都電7500形

「土管のある空き地は懐かしい」ということになっているらしいが、わたしにはその経験がない。空き地や原っぱがなかった訳ではないが、もうちょっと自然寄りの空間だった気がする。

土管

江戸東京たてもの園で開催中の「ドラえもんとはらっぱ」展では、その「土管のある空き地」が展示(?)公開されている。下町の街並みの合間にぽっかりと空いた空間は、いまなら「○○不動産管理地」などという看板が立てられて物々しく鉄条網などで囲われるところだ。古い建物が取り壊されて、じきにビルが建てられるのだろう。次は向かいの醤油屋の番かも知れない。そんな物語を感じさせる空き地が、ここではTVやマンガで見たとおりにおおらかに放置されていた。

「遊びなさい!」と命令するかのように、ベーゴマ、竹馬などの遊具が並べられ、家族連れが群がっている。わたしは土管の上に腰をかけてまったりとしたかった。のび太くんもそうしていたよね。

※ (2015/01/27) 都電の右手に咲いていた緑色の御衣黄桜は、無くなっていました