2005年2月27日(日)

霜柱(府中の森公園)

東京都府中市浅間町1-3

霜柱

最近、霜柱を見ない。東京では、地表がほとんどアスファルトで覆われてしまっただけでなく、温暖化でつららや氷も珍しくなった。寒い朝もいやだけれど、季節感のない景色も味気ない。

一面の霜柱

だから、梅を見に寄った府中の森で銀色に光る一角を見つけた時は、うれしくなって梅をそっちのけで日陰へ走ってしまった。案の定、子供たちの踏んだ跡がある。子供の頃、学校へ通う朝は霜柱をさくさくと踏むのが楽しかったことを思い出す。

近寄って見ると崩れたところがガラス繊維を撒いたようにキラキラと輝いて美しい。踏まれずに残ったところは、氷結したナイアガラの滝(ありえねぇ〜!)みたいだ。クローズアップしてフラッシュを当てると、ガラス細工のような姿がきらびやかにデジカメの液晶画面に浮かび上がる。写真を撮っている間にも、子供が何人も踏みに来た。いや、怪しいオヤジが地面に屈みこんで何をしているのか、と偵察に来たのかもしれない。

梅の方は五分咲きぐらい。ここは陽の当たる芝生に座り込んで観梅を楽しめるのがイイ。