福生・石川家のケヤキ
東京都福生市熊川一番地
酒造りを営む旧家の庭に天を突く立派な欅がある。
二本で一本に見える左の写真は夫婦欅と言い樹齢400年、右の写真の木は樹齢700年で、この家の御神木とされているらしい。
酒屋につきものの杉玉を空へ打ち上げたように見える夫婦欅の根元には、酒造りには欠かせない米の神(大黒様)と水の神(弁天様)が祀られている。ここ熊川では二人を夫婦にして崇める信仰があるという。
石川家は江戸時代に熊川村の名主をつとめた旧家で、酒造りを生業としたのは幕末からのことだという。欅の木はこの旧家の歴史を温かく見守ってきたのだろう。
向かいの南稲荷神社境内にも大きな欅があり、市の天然記念物に指定されている。
(福生市教育委員会の説明板) 石川家のケヤキ | 南稲荷神社境内のケヤキ