下布田遺跡
東京都調布市布田6-33
夏の多摩川サイクリングは陽射しをさえぎるものが無くてキビシイ!
散歩には水神社から北へ入って、府中崖線(ハケ)に沿って西へ細切れに続く道をたどって行くのがおすすめだ。
この道は、かつて多摩川上流から材木を筏に組んで流してきた人々が帰った道と言うことで「筏道」、あるいは近在の人が行き来する生活道だったので「いききの道」、など様々な名前で呼ばれている。一本につながってはいないけれど、ハケから離れないようにたどっていくと、ちょっと前の武蔵野の面影を随所で見ることができる。
まず万葉歌碑を見てしばらく行くと、下布田遺跡、通称ヘビ山に行き当たる。子供の頃カブトムシを取りに行った雑木林だが、なんと国の史跡に指定されている。隣接した調布市郷土博物館分館は平日しか開館していないので、なかなか訪ねることができないのが残念だ。
そのまま西へ向かうと古天神公園がある。今は甲州街道の北にある調布の古社・布田天神社は、文明年間(1469-87)の多摩川洪水までこの地にあったという。
園内は緑が多く、蝉が鈴なりに鳴いていた。
公園の西は大映撮影所だ。