本願寺
東京都府中市白糸台5-20-3
調布市内では途切れ途切れだったハケの道は、府中市にはいるとハケの上縁を比較的離れることなく続くのでたどりやすい。道沿いには古い農家が多く、緑も多く残されているので一昔前に戻ったような気分になる。
いききの道と名付けられ、各所に案内がおかれて大事にされている感じがする。
道は車返し団地の北側を巻くように続いていくが、この車返しの地名の由来が本願寺に伝わっている。縁起によれば、源頼朝が奥州征伐の戦利品として持ち帰った藤原秀衡の守本尊である薬師如来をここにまつり、これを運んできた車を返したことからこの名が付いたという。
この先、単線の西武多摩川線をわたるとバルチック艦隊さながらに堂々とした東郷寺の山門に行き当たる。春のしだれ桜で有名なところだ。