2004年3月7日(日)

石坂弥次右衛門顕彰碑

東京都八王子市千人町1-2-8(興岳寺)

顕彰碑

世界遺産に指定されていたアフガニスタン・バーミヤンの巨大石仏像が、イスラム原理主義勢力タリバンによって2001年3月に破壊されたことは記憶に新しい。別にタリバンの肩を持つわけではないが、昔から破壊されたり略奪された文化財は数知れず、誰が正しいとは言えないのが歴史というものかと思う。身近なところでは、武蔵国分寺が新田義貞によって焼払われている。

日本の世界遺産・日光にも、危機の時があった。明治維新の折り、日光に進軍した官軍に東照宮を警護していた幕府方が抗戦を挑んでいたら、今見られる絢爛たる文化遺産は失われていたかもしれないのだ。

この時、日光勤番であった石坂弥次右衛門は戦火を避け、戦わずして日光を明渡した。彼はこのことにより佐幕派から責められて自刃したが、その墓とその功績をたたえる顕彰碑が八王子市内の興岳寺に建っている。

彼の行為を責める人がいて、称える人がいる。それが歴史というものか。

八王子市教育委員会の説明版 | 碑文