玉石垣の道
東京都八丈島八丈町大賀郷大里
歴史民俗資料館から大里の旧道を行く馬路散策路は、八丈島の歴史を肌で感じるには好適な路だ。
有名な玉石垣はこの地区で集中して見ることができる。
長い間波にもまれて丸くなった玉石を丁寧に積んで作った石垣は芸術的でさえある。アロエやハイビスカスの植え込みとの取り合わせは異国情緒満点で、東南アジアの島に来たかのようだ(行ったことはないけど…)。
バス道路沿いには享禄元年(1528)北条早雲によって建てられたという陣屋跡がある。陣屋はその後島役所となり、明治41年(1908)向里に支庁が移るまでの380年の長きに亘ってここが八丈島の政治の中心であった。