2003年4月6日(日)

海岸寺(小金井櫻樹碑)

東京都小平市御幸町318

小金井櫻樹碑

小金井公園の西側に隣接する海岸寺に、茅葺きの立派な山門を見つけて立ち寄った。200年以上前のもので鎌倉式という様式らしい。

海岸寺山門

山門の手前に文化7年(1810)に建てられた小金井櫻樹碑があった。玉川上水小金井堤の桜は武蔵野新田世話役であった川崎平右衛門が元文2年(1737)に2千本余りの桜を植えたのが始まりで、漢学者大久保挾南が多摩地方の名勝地を選んだ武蔵八景に選ばれ多くの文人墨客がこの地に遊んだという。

関東随一の桜の名所として有名であったため、明治天皇も花見に訪れたことが「御幸町」の由来となっている。門前の上水沿いには、明治16年(1883)に観桜に訪れた記念に植樹された行幸の松がある。

しだれ桜がきれいだった。

(小平市教育委員会の説明板) 小金井桜樹碑 | 海岸寺山門