亀甲山古墳
東京都大田区田園調布1-63-1
多摩川台公園にある亀甲山古墳は、大田区から世田谷区にかけて多摩川左岸に集中する荏原台古墳群中最大の前方後円墳で、昭和3年(1928)に国史跡に指定されている。
都内の代表的古墳として芝公園にある丸山古墳と並び称されるが、東京タワーと梅林を従えたハイソな丸山古墳に対してこちらは、目の前に多摩川を望み鬱蒼と樹木が茂る荒々しい雰囲気が、古墳時代の気分を盛り上げてくれる感じがして好ましい。
「きっこうさん」ではなく「かめのこやま」なのも楽しくて、私はこっちに一票。
発掘調査が行われていないので詳細は不明らしいが、5世紀前半頃の築造と考えられている。
隣接する古墳展示室に立ち寄って、出土品やいわれなどを見ていこう。