2003年12月30日(火)

陣馬街道・駒木野

東京都八王子市上恩方町616付近

巨大南瓜

陣馬街道を上っていく。だんだん人家も少なくなり山里らしくなってきたと思う頃、街道の両側に大きな屋敷が建つ集落に行き当たる。バス停には駒木野とあった。

駒木野の集落

写真を撮っていたらバスを待っていたおばあさんに声をかけられた。「この屋敷がまだむいから屋根だった頃は今より数倍良い景色だった」という。

「あの30キロの標識の所からこっちを見る景色が良い」とか「秋には歩道橋(駒木野橋の人道橋)から上流の眺めが素晴らしい」と教えてくれた後、「前田真三もよくこの辺で撮っていた」と言い添えた。この土地を出たことがないと言うおばあさんの口から有名写真家の名前が出てきてビックリしたが、聞くと彼は少し下った下恩方の生まれなのだそうだ。

立派な門構えのお屋敷の門先に冬至の南瓜がどかんと飾ってある。気持ちが街モードから山里モードに切り替わり、リラックスした気分になっていくのがわかった。