2003年8月23日(土)

オリンピック東京大会マラソン折り返し地点の碑

東京都調布市西町376-3

マラソン折り返し地点の碑

42.195km(よんじゅうにぃてんいちきゅうごきろ)。

語呂合わせもないのに、この半端な数字をみんなが知っている。それほどにマラソンは人気のスポーツだ。

昭和39年(1964)10月21日東京オリンピックのマラソン競技は、神宮外苑の国立競技場(霞ヶ丘競技場)を出発して甲州街道を西へ走り、今の味の素スタジアム前で折り返した。前回のローマ大会で、はだしで優勝し話題となったエチオピアのアベベは白い靴をはいて走り、2位のヒートリー(英)を4分8秒も引き離す2時間12分11秒2の世界記録(当時)で独走。円谷幸吉の銅メダル(2時間16分22秒8)は、ベルリン以来28年ぶりで、東京大会唯一の日本陸上の日の丸だった。

昭和31年(1956)に発表された経済白書は「もはや戦後ではない」という言葉を掲げて有名になったが、全国民がそれを感じたのは、東京オリンピックの時だったのではないだろうか。

聖火点灯の瞬間に、世界中から集まった人々の頭上に羽ばたいた鳩を見て、多くの人は新しい平和な時代の到来を感じたことだろう。碑の上に置かれた鳩の像がそう語っているような気がする。