中学生になり、子供用自転車を卒業してスポーツ車に乗換えた時、最初に走ったのが川崎側の多摩川青少年サイクリングコースです。何度も何度も、飛行機を見に羽田へ通ったものでした。
左の写真はパンナム(PanAmerican航空)のボーイング707。右端に見送りの人で賑わうデッキが写っています。右の写真でもわかるように、デッキと飛行機がとても近かったので、ズームもオートフォーカスもない昔のカメラでもこのくらいの写真が撮れました。その分、爆音のすごさも半端ではありませんでしたが…。
お小遣いが少なかったので、いつも飛行機を見るだけで帰って来ました。一度だけ、金持ち(?)の友達におごってもらってデッキに展示された旅客機に乗ったことがあります。飛ばない、もちろんスチュワーデス(客室乗務員)もいない狭苦しい椅子に座ってとりあえずシートベルトをしてみました。子供心にはそれだけで遠い外国に行けるような気になったものです。
当時は思いもよらなかった海外旅行に、あれから何度も行く機会がありました。国内でのFlightは数え切れないほどです。それでも、いまだに空港に行くと子供のように気分が高まってしまいます。