カード式公衆電話第1号が、東京・数寄屋橋公園に設置されたのは電電公社時代の昭和57年(1982)12月23日だそうです。その頃、飛行機で頻繁に羽田−福岡間を往復していたので、いち早く空港に設置された緑の電話にはずいぶんお世話になりました。初代テレフォンカードは岡本太郎のデザインが強烈でしたね。
下田へ旅行に行ったときに、駅前の電話ボックスが面白い格好をしていたので写真を撮りました。まだ、黄色の100円玉専用電話です。なまこ壁が有名なところなので、駅も雰囲気のある造りです。
今やケイタイが普及して公衆電話は少なくなりました。カード式電話の次世代機として1999年3月に導入されたICカード公衆電話機は早くも廃止が決まり、2006年3月末までに順次撤去されるということです。
10円玉の落ちる音にドキドキしながら電話をかけていた時代は、遠い昔になってしまったようです。