町田市立自由民権資料館
東京都町田市野津田町897
「自由」と言う言葉に、今では想像できないぐらいに重い意味が込められていた時代があった。明治のはじめ、多摩の各地でも自由を求めて多くの活動家が自由民権運動を繰り広げていた。
町田市野津田の自由民権資料館には、当時の資料が豊富に集められている。資料館は、民権運動家・村野常右衛門が明治16年(1883)に剣術を通して身体と精神を鍛え、民権思想の学習を行うことを目的に開いた凌霜館の跡に建てられている。
当時養蚕がさかんだった多摩の各地には、絹の道を通して横浜からの自由な思想が流れ込んでいた。展示されている資料からは、町田、八王子、五日市などに数多く作られた結社の人々の熱い思いが伝わってくる。
右の写真は自由民権とは関係ないけれど、近くで見つけた古風なたばこ屋さん。タイル貼りの売り場が懐かしい。
※ たばこ屋さんはもうありません