2003年7月6日(日)

神明の森みつ池 特別保護区

東京都世田谷区成城4-20-22

みつ池から流れる清水

調布から野川を下って世田谷に入る境の谷戸橋のところから、川を離れてハケに沿った道を走ると空気が2〜3度低くなったようなさわやかさを感じる。木々を揺らす風の音が心地よい。

神明の森みつ池

一帯は世田谷区による特別保護区に指定されて、貴重な自然が守られている。ハケから湧き出る清水は緑を潤し、環境省レッドリスト絶滅危惧TB類に指定されているホトケドジョウなどの希少種や天然のゲンジボタルなどの生き物を育んでいる。

周囲では緑の旗を門口に立てて環境保護を訴えている家を多く見かけた。マンション建設に伴う環境の悪化が問題になっているらしい。国分寺崖線には静嘉堂緑地などお金持ちによって護られてきた自然が多くあるが、公平な世の中になった結果、それを庶民が壊してしまう事になるのは残念だ。