2004年12月11日(土)

向台公園

東京都西東京市向台町2-5-1

秋の林

同じように晴れた暖かい日でも、春よりも秋の方がより輝いて気持ちがいい。空気が澄んでいること、黄金色や茜に染まった木の葉が彩りを添えていること、それに何よりも少し寒くなって日差しを恋しく思う気持ちがあるからかも知れない。

門構え

国木田独歩文学碑のある玉川上水桜橋からまっすぐに北へ走ると、やがて道の左手にイチョウやケヤキの色づいた葉がキラキラ光る公園が見えてきた。日だまりで暖まろうと寄ってみた。

立派な門構えに何かいわれがあるのかと期待してみるが、特に説明もなく、中も凝ったところのないふつうの林だ。

四阿で高校生らしい若者が話をしている。まったりとした時間が…、と思っていると片隅の児童公園から子どもたちが走り出てきた。大人たちは癒されるとか何とか言うけれど、子どもにとってはワイルドな自然の遊び場なのだ。

街の真ん中でも、こんな公園に恵まれた子どもは幸せだ。

※ 右写真の門は、老朽化のため、2001年夏に撤去されました。