2004年7月18日(日)

村山織物協同組合事務所

東京都武蔵村山市本町2-2-1

村山織物協同組合事務所

野山北公園自転車道と青梅街道の交差点から青梅街道を東へ少し行ったところに、下見板張りのかわいらしい建物が建っている。「村山大島紬」で知られる村山織物の協同組合事務所だ。

“かわいらしい”と言う表現はおかしいかも知れないが、古い建物にはその大きさや擬人化されたような外観が、そうとしか言えないような例が少なくない。それは自動車などの機械類でもそうだし、コンピュータでさえも初期のものはオープンリールのテープ装置が目のように見えてかわいかった。この世の中にあるものにはすべて命が宿っているんだという民間信仰が、そういう生き物っぽいデザインをさせてしまうのだろうか、と、ふと思う。

村山大島紬は昭和50年(1975)に国の指定を受けた伝統的工芸品で、その歴史と製造方法などを展示する「伝統的工芸品村山大島紬展示資料室」が建物1階にあるそうだが、土日休日は組合が休みなので見ることができない。

ちょっと残念だ。

武蔵村山市教育委員会の説明板