2004年4月18日(日)

西河原公園

東京都狛江市元和泉2-38-1

西河原公園

金魚を飼うのは奥が深いらしい。わたしには金魚すくいの和金しか縁がないけれど、何千円、何万円もする高価な金魚を愛でる人々がいる。

サトザクラ

観賞用と言いながら、誰でも知っている出目金をはじめとして、その姿は結構グロテスクなものが多い。たとえば、ランチュウ(蘭鋳)とその仲間たちは頭が(失礼ながら)病的にふくれていて、私はちょっと苦手だ。人の趣味というものはわからない。

サトザクラの、ティッシュでつくったポンポンのような花を見て、なぜかそんなことが頭に浮んだ。

多摩川の土手を飾っていたソメイヨシノが散って、西河原公園のサトザクラが静かに咲きはじめた。人気のない公園の中央で、大きく枝を広げて春の陽を独り占めしている。八重になった花の派手さとはうらはらに、その立姿はなんだか少し寂しげに見えた。

(参考)2004年の東京の桜開花宣言は、3月18日でした。