2005年8月26日(金)

小田原城址公園

神奈川県小田原市城内6-1

小田原城

武蔵野多摩地区をまわっていると、北条氏の名前の残る史跡にたびたび出会う。近い所では、深大寺城跡が天文六年(1537)の扇谷上杉家と小田原北条氏の戦の砦跡とされている。

近くを通るついでがあったので、ちょっと小田原城に寄ってみた。

ゾウのウメ子

北条早雲に始まる小田原北条氏(後北条氏)が、関八州を統一し5代96年にわたって権勢を奮う拠点となった城だが、現在の天守閣は北条氏のものではなく、江戸時代の資料を基に昭和35年(1960)に復興されたものだ。

子供の頃に訪ねた時、なぜかお城の前に象がいたのが不思議だった。もう何十年も昔の事なので今ではどうだろうかと期待半分で行くと…。いたいたいた。

象の名前は“ウメ子”。昭和25年(1950)、“子供たちに夢と希望を”と開催された「こども文化博覧会」の時、インドのネール首相(当時)から贈られたという。当時3歳だったというからかなりの高齢だ。

今日は台風一過で暑くなった。係りの人に水をかけてもらって楽しんでいる様子は、まだまだ子供のようだった。

※ ウメ子は2009年9月17日、推定62歳で老衰のため亡くなりました。

小田原市教育委員会の説明板