2002年2月24日(日)

大國魂神社

東京都府中市宮町3-1

源義家

京王線府中駅前で甲州街道、京王線を南北に貫いている見事なケヤキ並木は、馬場大門欅並木と呼ばれ国の天然記念物に指定されている。武蔵の国の大社・大國魂神社に続く参道だ。

大國魂神社

大國魂神社は遠く第12代景行天皇41年(111)の創建と伝えられ、大化の改新(645年)の後、武蔵の国府がここに置かれて国内の祭政を司った。鎌倉、江戸と歴代の幕府の保護を受け、このケヤキ並木も康平5年(1062)源頼義・義家親子が寄進したものに始まり徳川家康が大きくしたものだ。

周囲の発展にともなって木々の痛みが激しく、根本だけを残した大木が散見されるのが残念だ。

源義家公の像が建てられているところは、惜しくも枯死した古木の跡だという。

お参りの人がひっきりなしに訪れるが、おみやげ物屋や屋台など名所につきものの賑わいはない。と言うよりも、府中駅前の繁華街すべてが門前市なのだ。

大國魂神社の説明板 | 馬場大門欅並木の説明板 | ケヤキ並木馬場寄進の碑