2003年5月3日(土)

大和田橋(八王子ホテルニューグランド)

東京都八王子市大和田町6-1-6

八王子ホテルニューグランド

甲州街道が浅川を渡るところに建つホテルの結婚式場は、1867年に建てられたハイヤーフォードメソジスト教会を英国ランカーシャー地方バロフォードから移築したものだ。八王子の街に長居をしたために日が暮れてしまったおかげで、いい雰囲気の姿を見ることができた。

大和田橋

傍らの大和田橋のたもとには、「焼夷弾・弾痕の保存について」という説明板が置かれている。

太平洋戦争終結直前の昭和20年(1945)8月2日に、八王子市街も空襲に見舞われ多くの被害を受けた。その時に、この橋は降り注ぐ焼夷弾と銃弾から人々を守ったという。

歩道の所々につけられた印は投下された焼夷弾の跡で、17箇所ある。車道の跡は消えてしまったが、50個以上の焼夷弾が投下されたと推測されている。

説明を読み終えてホテルを振り返ると、教会のドームが原爆ドームのように見えてドキリとした。

焼夷弾・弾痕の保存について