2005年2月5日(土)

つつじヶ丘公園(らんせん池)

東京都調布市西つつじヶ丘2-24 / 三鷹市中原1-12

らんせん池

調布市つつじヶ丘の住宅街を走っていて、ぽっかりと空いた穴のような公園を見つけた。すり鉢状になった地形もさることながら、大きな松の木や築山の上に建つ四阿などの景色が醸し出す周囲との違和感が、そこを「穴」のように感じさせる。遊ぶ子供もなく静かに眠っているかのようだ。

つつじヶ丘公園

築山の右手(東)には池があり、左手(西)に建っている碑によると「らんせん池」と言うらしい。碑文によると元の所有者の号(藍川)から命名したようだが、公園の名前は当たり障りのない「つつじヶ丘公園」となっているところが、何とも意味深な感じがする。

意味深と言えば、ここは三鷹市が鉄砲虫(木に穴をあけて住むカミキリムシの幼虫)のように調布市に食い込んでいる地形のちょうど先端に当たる。どういういわれでこんな形になったのかわからないが、ここから500mほど南に延びている三鷹市部分は細長く、家一件が窮々に建っているところもあれば、はみ出して調布・三鷹両市にまたがった大きな家もある。そう言う家はどちらの所属になるのかちょっと気になるところだ。玄関が属する市に住民税を払う、と聞いたことがあるように記憶しているがあってるかな。

碑 文