2005年10月29日(土)

力道山墓所

東京都大田区池上1-2(池上本門寺)

力道山

私の同年代は鉄腕アトム世代であるらしい。確かに、浦沢直樹がリメイクした「地上最大のロボット」も、太陽に突入する最終回もリアルタイムで見ているけれど、強く記憶に残るマンガと言えばなんと言っても「巨人の星」「あしたのジョー」「タイガーマスク」の梶原一騎三部作だ。

それぞれの舞台である野球、ボクシング、プロレスは当時の人気スポーツだったが、なぜかプロレスだけが新聞のスポーツ欄に載らないのが子供心に不思議だった。テレビの創成期には街頭TVが超人気番組だったという話を聞いていたからなおさらだ。

力道山墓所

一説には力道山の死がプロレスの非スポーツ化を決定づけたと言われているらしい。それ以前から「見せ物」「八百長」と言った言葉が陰で囁かれてはいたが、昭和38年(1963)12月、今はなきホテルニュージャパン地下のナイトクラブ・ニューラテンクォーターで彼がやくざに刺されて死亡するに至って、“健全”であるべきスポーツから仲間はずれにされたと言うことのようだ。

とはいえ、伝説の空手チョップは今も不滅だ。偶然通りかかった池上本門寺で彼の力強い胸像を見付けて、なんだか勇気づけられる気がした。