立教女学院
東京都杉並区久我山4-29-60
囚われの姫君の眠る塔。立教女学院の聖マーガレット礼拝堂を見たとき、そんなイメージがわいてしまった。
窓は小さく中は暗そうだ。入口は重そうな木の扉で固められている。よく見ると、扉が少しだけ開いていた。救いの王子が忍びこんだところだろうか。
学校は全体に新しい建物になっているが、北側に昭和5年(1930)に建てられた校舎と昭和7年(1932)の聖マーガレット礼拝堂が並んでいる。設計者のJ・V・W・バーガミニーは、築地の聖路加国際病院の設計・施行のため、大正15年(1926)に米国聖公会から派遣された人だ。