栄緑地・西町緑道
東京都立川市栄町/国分寺市西町
地図を見ていたら、多摩川から国立市と立川市の境界に沿って北上する道が、周りから浮いた感じでまっすぐに我が道を行っているのが気になって、ちょっと走ってみた。
昔からの道であるような気もするが、あるいは多摩川の砂利を運んだトロッコ道だったかも知れない。特に目立った景色もないまま道はJR南武線・西国立駅の南を横切り、JR中央線を渡って国分寺市に入ったところから西町緑道になった。
鉄道のレールを利用したゲートが迎えてくれる。中央線から北の部分は、戦時中に一式戦闘機“隼”などを作った立川飛行機・砂川工場に資材を運んだ引込線の跡地だそうだ。
わずかな区間で立川市に入り、名前が栄緑地と変わった。ツツジの植え込みが両サイドに続く道を、歩行者に気をつけながらのんびりと走ろう。ところどころに子供用の遊具やベンチが置かれている。
道ばたに大きな石が目立った。いい匂いのする梅の木の根方に置かれていたり、植え込みの陰からにゅっと顔を出したりしている。「景石」というのだそうだ。
途中には植木畑や農地が広がり、空が高く感じた。