高橋花菖蒲園
神奈川県川崎市高津区坂戸1-16
“あやめ”を変換すると“菖蒲”と出てくる。“しょうぶ”でも同じ。菖蒲園はショウブ園かアヤメ園か?
そもそも一般に“ショウブ”といわれているアヤメ科の園芸種は正しくはハナショウブでサトイモ科のショウブとは別物。とすれば、菖蒲園はアヤメ園で、ショウブ園なら花菖蒲園と書くべきか。
混乱ついでに書くと、花札の菖蒲に八橋は「あやめにやつはし」と呼ばれているようだが、アヤメは陸生だからこれは水性の花菖蒲であるはず。しかし、この図柄は有名な伊勢物語八橋の段(かきつばたの5文字を折込んで望郷の歌を詠んだ)からの連想だとすれば、正しくは杜若(カキツバタ)と八橋と言うべきだ。
溝の口駅近くで見つけた花菖蒲畑の名前を現地で確認しなかったのでWEBで検索した所、「菖蒲園」と「花菖蒲園」の二通りが見つかって、いろいろ調べているうちに頭がこんがらがってしまった。
ここは切り花用の花菖蒲畑を一般にも公開しているもので、お土産に野菜の即売もある。畑の中には休憩所も用意されており、今日は大正琴の演奏会をしていた。
“畑”と書いてきたが、花菖蒲は水性のはずだから本来は田んぼで育てるのではないのかな?と思ったら、また混乱してきた。
※ カキツバタは水生、アヤメは陸生、ハナショウブは両方あるらしい