旧多摩聖蹟記念館(桜ヶ丘公園)
東京都多摩市連光寺5-1-1
明治天皇が兎狩りや鮎漁のために何度か訪れたことを記念して建てられたこの建物は、昭和61年(1986)に多摩市に管理が移ったことから「旧」の字がついて桜ヶ丘公園の中に保存されている。昭和5年(1930)に建てられ、大正から昭和にかけてのモダンデザインの影響を受けた多摩地区でも数少ない近代建築の一つだ。設計は関根要太郎。
記念館の建つ大松山を中心に、桜ヶ丘公園、連光寺公園、キャンプ練習場のある大谷戸公園が集まっており、市民の憩いの場になっている。
往路は関戸橋を渡って、鎌倉街道と府中街道の真ん中を通る春日通を上っていった。
公園に着いてからも記念館のある大松山山頂まで更に登るのは結構しんどい。まだセミの声の残る山道をうんうんと登っていく。いつもの川沿いや町中を走るのとは大違いだ。
しかしご褒美はあるものだ。
帰りは、記念館の東側の道を一気に桜ヶ丘カントリークラブ前まで下る。さらに、広くなった川崎街道をnon stopで下ると是政橋の手前JR南多摩駅前まで3Km近い道のりを一度もペダルを踏むことなく来てしまう。両側にゴルフ場や基地があるので交差する道が一切無く、ブレーキの心配なしに下る道は爽快そのものだ。
ゴルフの玉避けの屋根が景色にアクセントをつけている。
もうひと登りする元気があったら城山公園に寄ってみよう。