2005年12月24日(土)

関戸橋

東京都府中市住吉2-30地先

石柱

関戸橋のたもとに古い石柱を見つけた。何度も通っている道なのに、これまで気が付かなかったのが不思議だ。

関戸橋

昭和の中ごろと思われる粒子の粗いコンクリート製で、西と南の二面に俳句のようなものが彫られている。

“常日頃愛する川よ水禍なし”

ほかにも見落としたものがないかとキョロキョロしていたらアーチのリズミカルなパターンが目に入った。関戸橋の下り車線(多摩市へ向かう側)は拡張前の古い橋をそのまま使っているのだ。

その下では先日から河川工事が始まっている。“水禍なし”のためとはいえ、生きている川がただの水路に変えられてしまうようで、ちょっと寂しい。

※ 橋の架け替え事業により、旧橋は2018年に役目を終え、その後撤去されました。石柱はまだあります。