関戸橋
東京都府中市住吉2-30地先
関戸橋のたもとに古い石柱を見つけた。何度も通っている道なのに、これまで気が付かなかったのが不思議だ。
昭和の中ごろと思われる粒子の粗いコンクリート製で、西と南の二面に俳句のようなものが彫られている。
“常日頃愛する川よ水禍なし”
ほかにも見落としたものがないかとキョロキョロしていたらアーチのリズミカルなパターンが目に入った。関戸橋の下り車線(多摩市へ向かう側)は拡張前の古い橋をそのまま使っているのだ。
その下では先日から河川工事が始まっている。“水禍なし”のためとはいえ、生きている川がただの水路に変えられてしまうようで、ちょっと寂しい。
※ 橋の架け替え事業により、旧橋は2018年に役目を終え、その後撤去されました。石柱はまだあります。