浅間山
東京都府中市若松町5-20
浅間山(せんげんやま)登山に行って来た。登山と言っても、標高80mしかない丘だけれど、平らな町中から30mの高低差があるので、ちょっとした山登りの感じはある。
浅間神社のある山頂からの見晴らしもなかなか良い。
初夏には、ここだけに自生するムサシノキスゲが黄色い花を咲かせる。5月の連休明けから末頃にかけて、一瞬、この静かな山が賑わう時だ。
ここは野川公園、武蔵野公園、多磨霊園がつくる大きな緑地帯の西の端になる。この緑地帯の南を人見街道が走っているが、「人見」はこのあたりの地名で、浅間山からの見晴らしが良いことから名が付いたとも、武蔵七党の人見氏一族の名によるとも言われているらしい。
山中には鎌倉時代から南北朝にかけて活躍した人見四郎という武士の墓の跡がある。
麓の人見ヶ原から金井原にかけては、南北朝時代の古戦場跡だ。