2004年11月20日(土)

清水公園

東京都八王子市犬目町143-2

石橋

浅川の支流、川口川を遡って中央高速道路をくぐった先にある清水公園は、「静かの森」「清水の池」「みんなの広場」「芝生の広場」と異なる雰囲気のゾーンに別れていて、小さいながらも幅広い年代で楽しめる。川岸に近い側から「木」「水」、その後に来る「空」の開放感がすがすがしい。

清水の池

中ほどにあってこの公園の顔とも言える石橋には名前が書かれていなかった。その古びた感じは、この公園の施設として作られたものではなく、どこかから移築されたように見えるが、整備される前の川口川に架かっていたものだろうか。

郷土史家の奥村春夫氏によると公園の周囲の「犬目」という地名は、「井の目」、つまり水がわき出す筋目(地面が割れて筋となったところ)という意味があるらしい。かつてこの地には川口川へそそぐ湧水があり、公園は井戸尻湧水跡とも呼ばれている。

園内にはウォーキングコースが周回していて、運動や散歩を楽しむ人がそれぞれのペースで歩いている。自転車は進入禁止なので、ご注意を。