数寄屋橋交番
東京都中央区銀座4-1-2
国際語にもなったKOBANを前面に大きく掲げた数寄屋橋交番(警視庁築地警察署)は、日本国交番のシンボルを自任している。東京都の文化デザイン事業の一環として、昭和57年(1982)に建てられた意匠的な交番建築の先駆けだ。
警察博物館でもらったパンフレットでは、この交番の前で外国人に道案内する警官の写真が象徴的に扱われていた。地図を持って子供を背負ったアメリカ系のお父さんと警官が、ソニービルの方角を指さしている。「アレガPlaystationノSONYビルデスカ?」と言っているのか、「walkmanのSONYです」と言っているのか、どっちだろう。
ちょっとどぎつい縞模様が気になる煉瓦造りの上で、渋く光る三角屋根が銀座のランドマークとして目立っている。その先に浮いている丸い玉に銀座の賑わいが映っていた。
設計は山下和正(1982)。
※ 後に、屋根についた飾りが模型に刺した仮の待ち針だったことがTV(トリビアの泉、CX系)で紹介され、話題になりました。